ワクワクと胸騒ぎ

毎年この時期は来シーズンの新しいスノーボード関連用品の発表が行われるのだが

本来の仕事である販売の話は置いておいて、まずは自分はどうする?で頭がいっぱいになる

滑りに集中していたはずの気持ちが、横浜はパシフィコで開催された展示会に見える同窓会で

一気に来年に飛ばされて、お早めに発注お願いしますねと囁かれて落ち着かなくなった

今週末も妙高杉之原でGENTEMSTICKの来季モデルの試乗会が開催される、一応業者でもある

自分も実際に雪の上で見てみないとわからないカラーとデザインの出来栄えを確認に行く

というお題目で自分用の板を探しに行くわけだが、新しく投入されたモデルが結構な数あるので

今回は時間がかかりそうだ、今回と次回の白馬でなんとか全部試してみたいが、毎年の争奪戦

はとんでもないので、頭がいたいですが頑張ってきます

ところで、グル玉井太郎が提唱した柔らかくフレックスしてなおかつホールドするブーツは

今までシークレットだった上手い乗り手たちの道具選びの方法を一般人に理解させたということで

評価されるべきものだった、過去にもバートンなどで一番上級機種が実は柔らかく仕上がって

いたことがあり、なんとなく気がついていた方々もいたと思うが、今回その辺りを

スノーサーフという自由感のある新しそうな表現で表したわけだ、もっとも今回のパシフィコは

MOSSのブースでV-1時代の太郎くんの滑りを懐かしいフィルムで見ることができた、おそらく

登山用のプラブーツだと思われるもので今の滑りの本質を表してすでにスノーサーフだったことに

驚かされた、天才はいつの時代も大衆に理解される前に意識しないで解っているのだ、僕たちは

その後をトレースしているに過ぎないことも確認できたがそのトレースさえも満足でない自分の

凡人ぶりにいつまでたってもまだここですかと再び山でトレーニングの日々

話が違う方向に行きそうなので、戻しますと魚型で幅の広い板が発表されそれに合わせた

滑りとコンディションが求められた結果、柔らかくフレックスするブーツとバインが必要となった

ということで、来季個人的にTTブーツの新型とディーラックスの柔らかブーツが気になっていて

それに合わせたバインを探している最中です、数年ぶりにバートン以外のバインを探しているが

再びバートンなのか?どうなるのか?ここ数年の定番これで決まりですの感覚から少し変化の

ある来シーズンになりそうな予感がしている、ソフトブーツのソフトたるところに時代が再び戻って

きているのかもしれない、血が止まり痺れるほどラチェットを閉めて滑っていた自分に

いつまでたっても全くわかってねーなと呆れた今シーズンだったのがついこの間

この歳でも新しい発見があるのは嬉しい話だから、サーフィンもスノーボードも

やめられないのだ  Peace